家の中で越冬させない為に秋にこそ害虫駆除!
暑い夏が過ぎ、秋になると害虫の姿を見かける事が少なくなります。
寒さのせいで害虫は死んでしまったと思うかもしれませんが、最近では気密性が高く温かい屋内で静かに越冬し、春になってから再び繁殖する虫がとても多いのです。
では家の中で越冬させないためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは「越冬前に駆除」と「秋に駆除すべき場所」の2点から秋の害虫駆除を御紹介しましょう。
来るべき春に向けて、秋こそ徹底的に害虫駆除をするべき重要な季節です。
秋になると害虫は屋内の温かいところへ避難
一般的には、害虫は寒さに弱い生き物です。屋内に生息する害虫のひとつ、ゴキブリはだいたい20度以上の気温が活発に活動する環境です。
ですから初夏から秋までが屋内でゴキブリをよく見かける事が多いでしょう。
しかし晩秋になって気温が下がってくると、次第に害虫の姿を見かけなくなります。
ゴキブリは気温10度以下になると動きが鈍くなり、物陰から出てこないからです。ダニやノミ等の害虫も繁殖のスピードがやや衰え、活動は小休止となります。
しかし秋になり冬になったからと言って、害虫は死滅した訳ではありません。
ほかの虫と同様に卵や蛹になったり成虫も温かいところに集まったりして、じっと春が来るのを待っているのです。
越冬前に卵と害虫の駆除
気温が下がり、害虫の動きが鈍くなる秋こそ、徹底的な駆除を行うのが効果的な時期です。
なぜなら寒い間、ゴキブリ等の害虫は冷蔵庫や洗濯機の下や家具の裏の温かい場所に集まるので、一網打尽にしやすいのです。
害虫の動きも鈍くなり、駆除しやすい点も大きなメリットです。
また秋に屋内の害虫を徹底駆除する事は、春の繁殖に備える害虫の数を減らす事になります。
特に日本の家屋は断熱性・気密性の高い為に、害虫が越冬しやすい環境になっています。
多くの害虫が屋内で越冬し、春に卵が孵化して一気に繁殖すると、駆除を行うのが非常に大変です。
秋にまとめて駆除すると、翌春以降の害虫を効率良く減らす事もできるのです。
害虫の少ない春に向けて、秋にこそ徹底駆除を
秋は害虫を見かけなくなるので、駆除の必要性を感じにくくなる季節です。
しかしこの時期に駆除することで、春先の害虫被害が大きく変わります。
害虫は気温が上がると卵が一気に孵化しますから、卵の状態及び成虫が弱っている秋にこそ徹底的に家電製品の下や家具の裏、屋根裏の断熱材回り等をしっかりとチェックしましょう。
秋の駆除効果で嫌な害虫の少ない春を迎えませんか。