今日から始められる飲食店の害虫対策5選
飲食店を運営する上で、大きな課題となるのが害虫の発生を防ぐことです。どんなに雰囲気が良く、料理の美味しいお店でも、虫が発生してお客様に被害が及べば、お店の営業を続けられなくなってしまう恐れもあります。
本記事では、飲食店で取り入れた害虫対策をご紹介しています。
飲食店の害虫対策を5つ紹介
一度店内に侵入してしまった害虫を完全に駆除するのは、簡単なことではありません。ゴキブリなどの害虫は、餌を求めて行動しどんどん繁殖してしまうため、まずは害虫を侵入させないということが重要です。
こまめな掃除で清潔を保つ
当たり前のことですが、一番大切なのが清潔な状態を保つということ。見落としがちな冷蔵庫の裏側や床にある排水溝など、毎日は難しい場所も、スケジュールを立てて定期的に掃除をすることをおすすめします。
また多くの害虫は、気温が高くジメジメした場所を好むため、できるだけ換気をして湿気をためないようにしましょう。
不要なものを減らし、掃除がしやすく、風通しのよい環境を作ることも大切ですね。
食材を放置しない
害虫は常にエサを求めてさまよっています。食材が厨房内などに放置されていると、ゴキブリなどの害虫だけでなく、ネズミなどの害獣の被害にあうことも。
食材は見えるところに放置せず、収納庫やパントリーなどにきちんとしまっておきましょう。
また、残飯がシンクやゴミ箱に残っていることも害虫を寄せ付ける原因になります。ゴミは溜め込まず、ランチ終了後、ディナーの仕込み後、ディナータイム中、営業終了後など、タイミングを決めてこまめに捨てるようにしてください。
出入り口をふさぐ
どんなに清潔にしていても、出入り口があれば、害虫が店の中に侵入してくる危険性があります。害虫の代表格ともいえるゴキブリは、たった数ミリ程度の隙間から侵入してくるため油断は禁物です。
シャッターの隙間や網戸の隙間、配管と壁の隙間など、虫の出入り口になりそうな場所は徹底的に塞ぎ、侵入を防ぎます。
また、排気口や吸気口など塞げないものには、防虫フィルターなどを使用しましょう。
ハーブを使う
害虫の種類にもよりますが、特に飲食店で発生しやすいゴキブリは、ハーブ系の匂いを嫌う習性があります。
虫の出入り口となる隙間を埋めることも大切ですが、どうして塞ぐことができない隙間などには、ハーブの匂いを発するものを置いたり、スプレーをまいたりしておくことで、侵入を防ぐことができます。
専用の虫除け剤などもありますが、ハッカ油と水、無水エタノールで作るハッカスプレーなら、安価でお手軽に作れます。
掃除に使ったり、ゴミ箱やシンクに吹きかけたりすることもでき便利です。
ベイト剤を使う
ゴキブリが発生してしまった場合に有効なのが、ベイト剤を使った駆除方法です。ベイト剤とはゴキブリの毒餌のこと。ベイト剤を食べたゴキブリは死滅し、さらにその死骸を食べた別のゴキブリが死滅するというように、連鎖的に大量に駆除できるメリットがあります。
ベイト剤には、置くだけのタイプやジェルタイプなどの種類があるため、必要に応じて選んでみてください。
害虫対策には、専門業者を利用するのも一つの手
5つの対策をご紹介しましたが、どんなに手を尽くしても、害虫の発生を100%防ぐことは難しいでしょう。
自力での駆除は難しい、本格的に害虫対策をしたいという場合は、害虫駆除業者や清掃業者に依頼するのも一つの手です。
もちろん自力で対策するより費用はかかってしまいますが、万が一害虫がお客様の目に触れてしまったり、何かしらの被害を及ぼしてしまったりした場合、これまでと同じように営業を続けられなくなってしまうこともあります。
飲食店の害虫対策でお悩みの方は、ぜひ業者への依頼も検討してみてください。