コロナ禍で変わった福利厚生〜需要増の室内コーティングとは

2022.07.25

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、働き方にも大きな変化がありました。リモートワークや時短勤務などを取り入れる企業が増え、従業員の価値観にも変化が現れています。

また、それに伴って福利厚生を見直す企業も増えています。コロナ禍において福利厚生はどう変わったのか、今後需要が増えるだろうと予想される、消毒コーティングなどについてご紹介します。

新型コロナウイルスの拡大で福利厚生はどう変わった？

テレワークやリモートワークが増えるとともに、導入する企業が増えた福利厚生を見てみましょう。

在宅勤務によって使用量が増えると予想される、水道代、光熱費、通信費などを一部補助する制度を取り入れる企業が増えています。

在宅勤務をしている間は、パソコン、照明、エアコンなど特に電気代がかさみます。また、ここ最近電気代が徐々に値上げをしているため、家計の負担になっている人も多いでしょう。

パソコンはもちろん、業務で使用する椅子やデスクなどの購入費用を会社が一部負担するというものです。

在宅勤務をするなら、オフィスでの作業と遜色なく作業ができる環境を整えなければいけません。一から必要なものを全て揃えるとそれなりに出費がかさむため、会社からの補助があると嬉しいですね。

オンラインで行う社員同士のイベントにかかる費用を補助するというものです。

感染拡大を予防するには、忘年会や歓送迎会など、たくさんの人が集まるイベントは中止にせざるを得ない状況です。

そこで増えているのが、イベントのオンライン化。オンライン飲み会だけでなく、オンラインランチ会、オンライン勉強会など、社員同士のコミュニケーションの活性化を図るためのものです。

在宅勤務中の昼食代を企業側が負担するというものです。現現金支給のほか、自宅で勤務する社員に栄養バランスやカロリーが考えられたお弁当を届けるサービスもあります。

自宅にこもっているとどうしても栄養バランスが崩れてしまうという人も多いため、食事を負担することは、社員の健康のサポートにもつながります。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、さらなる感染を防ぐ、社員が安心して暮らせる環境を作るための福利厚生を導入する企業も増えています。

マスクやアルコールなどが品薄となっていた2020年5月には、福利厚生の一環として全社員にマスクとアルコール消毒液を配布する会社もありました。

在宅勤務が当たり前のものとして定着し始めている今、新たな福利厚生として注目されているのが一般家庭での室内消毒コーティングです。

光触媒コーティングは、二酸化チタンが主成分のコーティング剤を室内の壁や床、ドアノブなどに専用のスプレーガンを使って吹き付けることで、菌やウイルスを無害化させるというものです。

コーティング剤は、太陽光や蛍光灯の光が当たると、酸化還元反応が起こり、菌やウイルスを分解する効果が現れます。

抗菌効果に加えて、汚れや嫌な臭いを防ぐ効果も。安全性が高く、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して施工できます。

光触媒コーティングの施工は業者が行うため費用がかかります。メリットの多いものではありますが、なかなか施工に踏み出せないという人もいるかもしれません。

自宅の環境を整えることは、在宅勤務の生産性の向上や、社員のモチベーションアップにつながります。

今後新しい福利厚生の一つとして、室内消毒コーティングの費用負担を検討する会社も増えていくと考えられます。